ひととまちとくらしの学校 きょうしつ日程

おやと こどもと いのちのきょうしつ(親子向け)

終了

担当のせんせい

もし子供から「赤ちゃんってどーやったらできるの?」と聞かれたら、何と答えますか?
①「そのうちわかるよ」「どうしてだろうね~」と逃げる。
②「そんなこと知らなくていいの!」と叱る。
③「三彩橋の下で拾ってきたとばい」とウソをつく。
④「精子と卵子が胚盤胞を形成し、細胞分裂を繰り返しながら子宮壁に着床し…」とガチ説明。

思春期真っただ中の男子を育児中の助産師ヤスダカナコさん。今年15歳になる中3の息子さんには、小さい頃から、月経のことやいのちの話を家庭で自然に伝えていたそうです。おかげで今では息子さんはお母さんの月経の時期には食事を作ってくれたり、体を労わってくれたり、お母さんがイライラしていても「ま、仕方ないよね」と受け流してくれたりと、からだとこころのケアを自然に身に付けてくれているそう。そんな風に家庭の中で自然に育まれた思いやりは、将来のパートナーや家族にもきっと向けられるに違いありません。

さて、冒頭の質問に戻りましょう。④は年齢やその子のキャラクターによっては正解なことも。問題は①~③。このような回答では「ごまかされた」と子供の不信感を買ってしまい、いつか本当に子どもが困ったときに「親に聞いてもしょうがない」と相談さえしてもらえなくなる可能性があるそうです。

我が子が困ったときに一番に相談できる相手が親であってほしい。情報があふれるこの時代に、親も子供も誤った情報に振り回されないよう、親子で同じ方向を向いて大切なことを話し合う、参加型のきょうしつです。