ひととまちとくらしの学校 きょうしつ日程

魚の3枚おろしきょうしつ

レポート

担当のせんせい

3月28日、魚の3枚おろしきょうしつが開催されました。皆さん親子連れで参加してくださいました。

今日の魚は連子鯛。しょっぱな「魚は切り身を買った方がいいと思います」と、元も子もない発言をするこざかなクンせんせい(中3)。その理由を尋ねると…。

「魚は重さで値段が変わる。でも魚には骨やウロコ、内臓など食べられない部分もあって、丸ごと買ったらそんな食べられない部分にまでお金を払っていることになる。切り身だと、買った分を全部食べられるから。でも、さばくのは楽しいし、釣りをする人は知っておくといいと思います」だそうです。

ウロコを落とし、頭を取って、三枚におろし、腹骨・中骨を取り除きます。そして一口大にカット。一つひとつの手順を、こざかなクンせんせいによるお手本を見てやっていきました。

パパと一緒に初めて鯛をさばくのに挑戦。「ここの硬い骨のところ、どうするの?」

初めて魚をさばくというママさん、「ズタボロ」と苦笑い。でもこざかなクンせんせいからは「すり身になってないからOK!」との評価でした。

普段は切り身しか買わないというママさん。今回親子で魚をさばきながら「ウロコの処理にしても、骨の処理にしても、魚屋さんってすごくきれいにしてくれてたんだね。売ってある状態になるまでにこんな苦労があるんだね、ありがたいね」と、仕事の尊さについて話をするきっかけになったそうです。

2歳の女の子と一緒に参加してくれたママさんは「こんなに子どもが魚を食べると思わなかったからスゴイ大発見!まるごとのお魚が料理になって食卓に上がるっていう、全過程を見たのが初めてだったからかな。家でも作ってみたいと思います」と娘さんの食いつきぶりにビックリした様子でした。

さばいた連子鯛は、サクサクふわふわの天ぷらに!

さばいた連子鯛は、こざかなクンが天ぷらにしてくれました。アツアツの天ぷらを、はふはふしながらほおばりました。

「本当においしい!!」という声がたくさん上がりました。

そして魚きょうしつのあとは、みんなで長与川へ!
「これはヨシノボリ。ウキゴリ。ドンコ。このエビは、ヌマエビ」
本日の補講は「川魚の勉強」。

「こんなおいしくて楽しい魚が住んでいる環境のことにまで、今日をきっかけに考えてもらえたら嬉しいです」とこざかなクンせんせいからのメッセージでした。

次の開催は未定ですが、その頃にはこざかなクンも高校生。もう「こざかな」じゃなくなっているかもしれませんね!